エジプトに昔から伝わっている料理の数々。その中には現在でも食されているものが多く、またとても体にいいものがたくさんあります。そういったエジプトの食材を利用した料理を紹介して行きましょう。
タヒーナ
タヒーナというのは、エジプトの古来から食されてきたもので、ごまのペーストの事を指します。ごまの栄養分はそのほとんどが脂質となっていますが、その中身は不飽和脂肪酸というものに分類されていて、血中コレステロールを下げたり、動脈硬化の予防をする働きを持っています。また、ビタミンEも豊富に含んでいるので老化予防や、白髪の防止といったような美容高価があるとの研究結果が出ています。
タヒーナはごまの欠点である皮に内包されたままだと栄養がほとんど吸収されないという状況をすりおろしてペーストにすることで改善した、古代の知恵が詰まった食品です。写真はババガンヌージュという温野菜にタヒーナを付けているものですが、古来ではピタパンに付けて食べるなど、様々な利用方法がなされていました。現在でもエジプト本国ではパンにタヒーナを付けて食べるという事が日常的に行われているようです。
日本人の口にも非常に合うので、抵抗なく食べる事が出来ますよ。
(写真提供:エルサラーヤ)
モロヘイヤスープ
モロヘイヤスープはエジプト古代から身分を問わず親しまれてきた料理の一つとして有名です。エジプトではモロヘイヤの栽培は5000年以上も昔から行われてきましたが、日本にモロヘイヤの名前が知れ渡るようになったのはつい20年ほど前だと言います。モロヘイヤスープは手軽に作れるうえに、モロヘイヤの栄養を欠くことなくそのまま食事できるので、非常に優れた調理法です。独特の臭みなどはなく、スープの味に馴染むので日本人でも安心して食べる事ができるでしょう。スープにすることで、モロヘイヤに大量に含まれているカルシウムがしゅう酸とくっついて栄養を吸収しにくいしゅう酸カルシウムになるのを防ぐ他、溶け出したビタミンなどもスープの汁と共に飲む事ができるので、栄養を逃さず摂取する事が出来ます。
モロヘイヤというと独特の粘りがありますが、この粘りはオクラなどの粘りと同じで、ムチンという物質が原因です。ムチンは水溶性の食物繊維の一つで、糖分の吸収を遅らせると共に血糖値の上昇を防ぎ、胃を保護するので胃炎などにも効果的だといわれています。
(写真提供:エルサラーヤ)
豆のスープ
右の写真はレンズ豆のスープです。レンズ豆は中東で古くから食べられていたもので、エジプトでも古代から人々の間で親しまれてきました。皮がついている時は緑色に、皮を剥くと写真のような黄色っぽい色の豆が出てきます。直径は約8mmほどで、厚さは2mm程度。レンズ豆というのは昔からこの名前で呼ばれていて、私たちが想像する後世になって作られたレンズはこの豆から名前を取ったとも言われています。日本名ではひら豆と呼ばれて親しまれていますね。
レンズ豆は鉄分、ビタミンB2が非常に多く含まれていて、脂肪の分解を助けてくれると共に女性に特に見られがちな貧血に効果的です。炭水化物や油ものが好みで、良く食べる人にオススメの食材と言えるでしょう。スープにすることで食べやすく、他の野菜を入れることで様々な栄養を取ることが出来るので、非常に有効な料理法といえますね。
(写真提供:エルサラーヤ)
コシャリ
エジプトでは少し小腹がすいたときなどに良く食されるのがコシャリです。ライスの上にトマトソースやひよこ豆、肉やたまねぎといった好みの具材とパスタを絡めて混ぜて食べるご飯の事をコシャリといいます。どのようなものを混ぜても構わないので一口に栄養分をお話しすることは難しいですが、様々な食材、特に野菜が入る分栄養価は高くなるので、健康にも美容にもオススメの一品です。本場エジプトでは宗教上の関係で豚肉を入れることはありませんが、豚肉を入れてみても美味しくいただける一品です。
日本のお好み焼きのように好みの具材を入れて、楽しく食べれるのも楽しみの一つですね。楽しみながら美容と健康にいいご飯を食べてみてはいかがでしょうか?なお、良くコシャリに好んで入れられるひよこ豆は血液の合成を助けるなど、健康高価は抜群で、スタミナがないときなども助けてくれる優れた豆として有名です。特に女性は整理前の不快感を解消できるという事で好んで食べられています。
(写真提供:エルサラーヤ)
