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ナセル湖

(写真提供:kubota)
 ナセル湖はナイル川をせき止めるアスワンハイダムの建設に伴ってできた人口の湖です。長さは550kmにもおよび、5,250kuの広さを持つ巨大な人工湖となりました。アスワンハイダムの建設にあたって、アブシンベル大神殿がナセル湖の水中に沈むことがわかると、その歴史的価値の重要性を考えたユネスコによってアブシンベル大神殿は移築されて、ナセル湖の近くに方向などを帰ることなく位置を変えることになりました。アブシンベル大神殿からは現在もナセル湖を望むことができます。
 また、エジプト政府の要請により日立を含むEEJC(エジプシャン・ヨーロピアン・ジャパニーズ・コンソーシアム)によって、ナセル湖から古代ナイル川の流水経路への灌漑用の水路が作られ現在ポンプによる水流の確保に成功し徐々に近隣で農業が始まったようです。この農業の発達により、都市部などからヌビア地方に移住して農業に携わろうとする人も増加しているようです。

スエズ運河

(写真提供:旅の空から)
 スエズ運河というのは、スエズ地峡にある運河の事で、地中海と紅海を結ぶ運河として1859年に工事に着工して10年の歳月をかけて1869年に開通しました。この運河の開通までには150万人のエジプト人が事業に服して、そのうちの12万強の人がコレラにかかってなくなってしまうなど、多大な犠牲を払って開通にいたりました。この運河の開通によって、ヨーロッパとアジア間の貿易などでアフリカを迂回して喜望峰を通っていく必要がなくなりました。
 開通当初はエジプトとフランスによる共同所有とされていましたが、エジプトの対外債務によって運河運営会社の株をイギリスに売り渡すことになりましたが、ナセル大統領の時代に運河は国有化されました。
 その後、様々な事情が絡み合いながらもスエズ運河をめぐった対立が諸外国と続きましたが、国連がエジプトの運河国有化を認めるなどによって、自体は収束しました。現在ではヨーロッパ、アジア諸各国の貿易船がスエズ運河を通過しています。エジプトの重要な資金調達源になっているようです。

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